赤ちゃんを迎える準備は、わくわくすると同時に「何を揃えたらいいの?」と悩むことも多いですよね。ベビー服、おむつ、哺乳瓶…。数あるベビーグッズの中でも、ベビーベッドの上でくるくる回る「ベッドメリー」は、見た目のかわいらしさから気になるアイテムのひとつではないでしょうか。
「でも、ベッドメリーって本当に必要なの?」「いつからいつまで使えるんだろう?」「どんなものを選べばいいのかわからない…」
そんな疑問や不安を抱えているプレママさん、プレパパさん、そして現在子育て真っ最中のママさん、パパさんのために、この記事では特定の商品紹介を一切行わず、ベッドメリーに関するお役立ち情報だけを徹底的にまとめました。
この記事を読めば、ベッドメリーの基本的な知識から、後悔しないための選び方のポイント、安全な使い方、さらには手作りアイデアまで、すべてがわかります。ぜひ、あなたの素敵なベビーライフの参考にしてくださいね。
ベッドメリーって本当に必要?まずは基本を知ろう
まずはじめに、「ベッドメリーとは何か」という基本的なところから、その役割や使える期間について見ていきましょう。「なくてもいい」という声も聞かれますが、その魅力やメリットを知ることで、ご家庭にとって必要かどうかを判断する材料になりますよ。
ベッドメリーとは?赤ちゃんの五感を育むおもちゃ
ベッドメリーは、主にベビーベッドの柵や床に設置し、赤ちゃんの頭上で飾り(モービル)がくるくると回転したり、優しいメロディが流れたりするおもちゃのことです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分で自由に動くことができません。一日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃんにとって、ベッドから見える天井や周りの景色が世界のすべてです。そんな赤ちゃんの視界に、ゆっくりと動くカラフルな飾りや、心地よい音楽が加わることで、さまざまな刺激を受け取ることができます。
- 視覚への働きかけ:ゆっくりと動く飾りを目で追う「追視」は、ピントを合わせる練習になります。また、カラフルな色やさまざまな形は、赤ちゃんの色彩感覚に働きかけると言われています。
- 聴覚への働きかけ:オルゴールや自然の音などの優しいメロディは、赤ちゃんの耳に心地よく響きます。音のする方向を認識するきっかけにもなるかもしれません。
- 好奇心を育む:自分以外の「動くもの」「音が鳴るもの」の存在は、赤ちゃんにとって大きな発見です。「あれは何だろう?」という好奇心は、知的な発達の第一歩です。
このように、ベッドメリーは単なる「寝かしつけグッズ」や「飾り」としてだけでなく、赤ちゃんの五感に優しく働きかけ、心と体の成長をサポートする知育玩具としての一面も持っているのです。もちろん、赤ちゃんがごきげんでいてくれる時間が増えれば、その分ママやパパの心にも少し余裕が生まれるかもしれませんね。
いつからいつまで使えるの?使用期間の目安
ベッドメリーをいつから使い始めて、いつ頃まで使えるのかは気になるところですよね。一般的な目安を知っておきましょう。
使い始めの時期:生後すぐから
ベッドメリーは、新生児期、つまり生後すぐから使うことができます。
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、まだぼんやりとしか見えていません(0.01〜0.02程度と言われています)。しかし、明暗や色の違いは認識できるので、ベッドメリーの動きや色、そして優しい音は、赤ちゃんにとって良い刺激となります。特に、ママのお腹の中にいた時に聞いていた音に似た「胎内音」が流れるタイプのものは、赤ちゃんが落ち着きやすいかもしれません。
卒業の時期:寝返りを始める頃(生後5〜6ヶ月頃)が最初の目安
ベッドメリーの使用を特に注意すべき時期は、赤ちゃんが寝返りを始めたり、おすわりができるようになったりする生後5〜6ヶ月頃です。
この時期になると、赤ちゃんは自分の意思で体を動かせるようになり、手を伸ばして周りのものに興味を示すようになります。ベッドメリーに手を伸ばして、掴んで、引っ張ってしまう可能性が出てくるのです。
もし赤ちゃんがメリーを引っ張ってしまった場合、本体が落下して赤ちゃんの上に乗ってしまったり、飾りの紐が体に絡まってしまったりする危険性があります。そのため、赤ちゃんの手が届くようになったら、一度使用方法を見直す必要があります。これは安全に関わる非常に重要なポイントなので、後の章で詳しく解説します。
成長に合わせて長く使えるタイプも
「使える期間が意外と短いな…」と感じた方もいるかもしれません。しかし、最近では赤ちゃんの成長に合わせて形を変え、長く使えるように工夫されたベッドメリーもたくさん登場しています。
- メリーの飾り部分を取り外して、ガラガラ(ラトル)として遊べるタイプ
- 土台部分を組み替えて、おすわりやたっちの時期に遊べるベビージムに変形するタイプ
- メロディボックス部分だけを取り外して、お出かけ時に持ち運べるミュージックプレイヤーになるタイプ
このように、一つの製品で何役もこなすものであれば、新生児期を過ぎても長く赤ちゃんの成長に寄り添ってくれます。選ぶ際には、こうした「その後」の使い道も視野に入れてみると良いでしょう。
ベッドメリーがもたらす嬉しいこと
ベッドメリーを導入することで、具体的にどのような良いことがあるのでしょうか。もちろん、効果には個人差がありますが、一般的に言われているメリットをまとめてみました。
- 赤ちゃんのひとり遊びの時間をサポート:家事などで少しだけ手を離したい時、ベッドメリーが赤ちゃんの興味を引いてくれれば、その間にさっと用事を済ませることができるかもしれません。ママやパパの「ちょっと一息」を助けてくれる存在です。
- ねんねの合図(入眠儀式)になる可能性:毎日お昼寝や夜寝る前にベッドメリーのスイッチを入れることを習慣にすると、「この音楽が鳴ったらねんねの時間」という合図になり、スムーズな入眠につながるきっかけになることがあります。これを「入眠儀式(スリープトラッカー)」と呼びます。
- 赤ちゃんの好奇心や集中力を育むきっかけに:「目で追う」「音を聞く」という行為は、赤ちゃんなりの集中力を発揮している証拠です。動くものをじっと見つめる経験は、これからの成長の土台作りにもつながります。
- 家族のコミュニケーションツールに:「ほら、お魚さんがくるくる回ってるね」「ちょうちょさん、こんにちは」など、ベッドメリーを使いながら赤ちゃんに話しかけることで、自然な親子のコミュニケーションが生まれます。
- お部屋のインテリアにも:おしゃれなデザインのベッドメリーは、ベビーコーナーを可愛らしく彩るインテリアアイテムとしても活躍します。赤ちゃんの空間が素敵になるだけで、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。
ただし、「必ず寝かしつけが成功する」「夜泣きがなくなる」といった魔法のアイテムではありません。あくまでも赤ちゃんの興味を引き、ごきげんな時間をサポートする育児グッズの一つとして捉えることが大切です。赤ちゃんによっては、全く興味を示さない子もいます。その子の個性や好みを尊重してあげましょう。
後悔しない!ベッドメリー選びで大切な7つのポイント
「いざベッドメリーを選ぼう!」と思っても、種類が豊富で迷ってしまいますよね。ここでは、特定の商品をおすすめするのではなく、どんなご家庭にも共通する「選ぶときのチェックポイント」を7つに絞って詳しく解説します。これらのポイントを押さえておけば、きっとご家庭にぴったりのベッドメリー選びができるはずです。
ポイント1:設置方法で選ぶ
ベッドメリーは、主に3つの設置タイプに分かれます。それぞれのメリット・デメリットを知り、ご自宅の環境や使い方に合ったものを選びましょう。
床置きタイプ(フロアメリー)
ベッドの柵ではなく、床に直接置いて使う自立式のタイプです。アームが長く伸びて、ベッドの中にいる赤ちゃんの上まで届くように設計されています。
- メリット:ベビーベッドがなくても使えます。設置が簡単で、リビングや寝室など、使いたい場所へ気軽に移動できます。ベビーベッドを卒業した後も、プレイマットの上などで長く使えるのが魅力です。
- デメリット:床に設置スペースが必要になるため、お部屋の広さによっては邪魔に感じることがあります。また、赤ちゃんがずりばいやはいはいを始めると、本体を倒してしまう可能性があるので注意が必要です。
ベビーベッド取り付けタイプ
最も一般的なタイプで、ベビーベッドの柵にネジやクリップなどで固定して使います。ベッドと一体化するため、省スペースで設置できます。
- メリット:場所を取らず、すっきりと設置できます。赤ちゃんが動いても倒される心配が比較的少ないです。床置きタイプに比べて、価格帯が豊富な傾向にあります。
- デメリット:ベビーベッドがないと使えません。また、ベビーベッドの柵の形状や厚みによっては、取り付けられない場合があります。購入前に、自宅のベビーベッドに対応しているかを必ず確認する必要があります。
天井吊り下げタイプ
天井から直接、糸やワイヤーで吊るすモービルタイプです。軽やかな動きが特徴で、インテリア性が非常に高いのが魅力です。
- メリット:なんといってもおしゃれ!風でゆらゆらと揺れる様子は、赤ちゃんだけでなく大人も癒されます。電動機能がないものが多く、シンプルな作りです。
- デメリット:天井にフックなどを取り付ける必要があるため、賃貸住宅では設置が難しい場合があります。電動での回転やメロディ機能がないものがほとんどです。赤ちゃんの手が届かないように、高さを慎重に調整する必要があります。
これらの特徴を、簡単な表にまとめてみました。
| タイプ | メリット | デメリット | こんなご家庭におすすめ |
| 床置きタイプ | ・設置、移動が簡単 ・ベビーベッドがなくても使える ・長く使える |
・設置スペースが必要 ・赤ちゃんが倒す可能性がある |
・ベビーベッドを使わない予定のご家庭 ・リビングなど日中過ごす場所で使いたい方 |
| ベビーベッド取り付けタイプ | ・省スペース ・倒れる心配が少ない ・種類が豊富 |
・ベビーベッドが必須 ・柵の形状によっては取り付け不可 |
・ベビーベッドをメインで使うご家庭 ・限られたスペースを有効活用したい方 |
| 天井吊り下げタイプ | ・デザイン性が高い ・インテリアになる ・自然な動きが楽しめる |
・天井への設置工事が必要な場合がある ・電動機能がないことが多い |
・お部屋のインテリアにこだわりたい方 ・持ち家などで天井にフックを付けられるご家庭 |
ポイント2:機能で選ぶ
ベッドメリーには、赤ちゃんの興味を引くためのさまざまな機能が搭載されています。どんな機能があると嬉しいか、想像しながら見ていきましょう。
- 回転機能:ほとんどの電動ベッドメリーに搭載されている基本機能です。飾りがゆっくりと回転し、赤ちゃんの追視を促します。回転の速さが調節できるものもあります。
- メロディ機能:これも定番の機能です。オルゴールの優しい音色、自然の音(川のせせらぎ、鳥のさえずりなど)、ママのお腹の中を思い出す胎内音、赤ちゃんが泣き止むとされる音楽、英語の歌など、搭載されている曲の種類はさまざまです。曲数や、メドレー再生機能の有無もチェックしましょう。
- 音量調節・消音機能:意外と重要なのがこの機能。赤ちゃんの様子や時間帯に合わせて音量を細かく調節できると便利です。また、音を消して回転だけさせる「消音(サイレント)モード」があると、静かに寝かせたい時や、他の音楽を聴かせたい時に役立ちます。
- ライト機能:ほんのりと優しい光が灯る機能です。天井に星空などを映し出すプロジェクター機能が付いているものもあります。夜中の授乳やおむつ替えの際に、部屋の電気をつけるほどではないけれど、少しだけ手元を明るくしたいという時に重宝します。
- タイマー機能:設定した時間(15分、30分など)が経過すると、自動で回転やメロディがオフになる機能です。赤ちゃんが寝入った後に、わざわざ消しに行く手間が省けますし、電池の節約にもつながります。
機能が多ければ多いほど良いというわけではありません。シンプルな機能のものは操作が簡単ですし、価格も手頃な傾向にあります。ご家庭のライフスタイルや、ベッドメリーに何を一番求めるかを考えて、必要な機能を見極めることが大切です。
ポイント3:デザインや色で選ぶ
毎日目にするものだからこそ、デザインや色合いはこだわりたいポイントですよね。赤ちゃんの視点と、大人の視点の両方から考えてみましょう。
赤ちゃんが認識しやすい色や形
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ色の識別がはっきりとできません。最初は白黒のようなコントラストの強いものを認識しやすいと言われています。その後、生後2〜3ヶ月頃から徐々に色の違いがわかるようになり、赤・黄・緑といった「原色」を好む傾向があるとされています。
そのため、赤ちゃんの視覚をしっかり刺激したいと考えるなら、カラフルではっきりとした色使いのデザインが向いているかもしれません。また、動物や乗り物、お魚など、赤ちゃんにも馴染みやすいモチーフは、大きくなってからも「ワンワン」「ブーブー」といった言葉の学習につながることもあります。
インテリアに馴染むデザイン
一方で、「お部屋の雰囲気を壊したくない」「ごちゃごちゃした色合いは避けたい」という方も多いでしょう。そんな方には、木製や布製でできた、ナチュラルな雰囲気のベッドメリーが人気です。パステルカラーやモノトーンで統一されたデザインは、どんなインテリアにもすっきりと馴染みます。
赤ちゃんのためのおもちゃではありますが、選ぶのはママやパパです。自分たちが見ていて心地よい、お気に入りのデザインを選ぶことも、育児を楽しむ上ではとても大切な要素ですよ。
ポイント4:素材で選ぶ
ベッドメリーは、主にプラスチック、布、木といった素材で作られています。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
- プラスチック製:軽くて、汚れた時にさっと拭けるのが最大のメリットです。お手入れが簡単なので、衛生面が気になる方におすすめ。カラフルでポップなデザインが多いのも特徴です。
- 布製(フェルトなど):ぬいぐるみのような、温かみのある優しい風合いが魅力です。手触りが良く、赤ちゃんに安心感を与えるかもしれません。飾りを取り外して手洗いできるタイプを選ぶと、清潔に保てます。
- 木製:ナチュラルでおしゃれな雰囲気が人気です。しっかりとした作りで耐久性があり、長く使えるものが多いです。木の触れ合う音や、自然な木目は、五感に優しく働きかけます。
赤ちゃんは、いずれ手を伸ばして飾りを触ったり、口に入れたりしようとする可能性があります。どの素材を選ぶにしても、赤ちゃんが万が一口に含んでも安全な塗料が使われているか、小さなパーツが取れやすくなっていないかなど、安全性への配慮がされている製品を選ぶことが大前提です。
ポイント5:安全性で選ぶ
何よりも優先したいのが、赤ちゃんの安全です。安心して使うために、以下の点を必ずチェックしましょう。
- 安全基準マークの有無:日本の玩具安全基準である「STマーク」や、ヨーロッパの安全基準である「CEマーク」などが付いている製品は、一定の安全基準をクリアしているという一つの目安になります。
- パーツの強度:飾りが簡単に取れてしまわないか、しっかりと固定されているかを確認しましょう。小さなパーツは、誤飲の危険性があります。
- 紐の長さと強度:飾を吊るしている紐が長すぎると、赤ちゃんの首や体に絡まってしまう危険性があります。また、簡単にちぎれてしまわないかも重要です。
- 構造の安定性:ベッドへの取り付け部分や、床置きタイプの土台がしっかりとしていて、ぐらつかないかを確認します。
- 塗料の安全性:先述の通り、赤ちゃんが舐めても安全な塗料が使用されていることが望ましいです。
中古品を譲り受けたり、フリマアプリなどで購入したりする場合は、特にこれらの点を念入りにチェックしてください。取扱説明書がない場合は、メーカーの公式サイトで確認するなどして、正しい使い方を把握することが不可欠です。
ポイント6:手入れのしやすさで選ぶ
赤ちゃんが使うものは、常に清潔に保っておきたいですよね。ベッドメリーは意外とホコリが溜まりやすいアイテムです。
- ぬいぐるみが取り外して洗えるか:布製の飾りが付いている場合、それらが簡単に取り外せて、手洗いや洗濯機洗い(ネット使用)が可能かどうかは大きなポイントです。よだれや吐き戻しで汚れてしまうことも想定しておきましょう。
- プラスチック部分の拭きやすさ:凹凸が多すぎると、隙間にホコリが溜まって掃除が大変になることも。拭き掃除がしやすい、シンプルな形状かどうかも見ておくと良いでしょう。
定期的なお手入れを楽にするためにも、購入前に「どうやって掃除するか」をシミュレーションしてみることをおすすめします。
ポイント7:成長に合わせて長く使えるかで選ぶ
「ポイント1:使用期間の目安」でも少し触れましたが、メリーとしての役目を終えた後も、形を変えて長く使える工夫がされている製品があります。
例えば、以下のような多機能タイプです。
- ねんね期(0ヶ月〜):ベッドメリーとして
- おすわり期(6ヶ月〜):フロアメリーやベビージムとして
- たっち期(1歳頃〜):アクティビティトイとして
また、飾り部分がそれぞれラトル(ガラガラ)になっていたり、メロディボックスが取り外せたりするタイプも、長く活躍してくれます。一つの投資で長く使えることは、コストパフォーマンスの面でも大きなメリットと言えるでしょう。
ベッドメリーの効果的な使い方と注意点
せっかくベッドメリーを用意するなら、その効果を最大限に引き出し、かつ安全に使いたいですよね。ここでは、赤ちゃんが喜ぶ使い方と、絶対に守ってほしい安全上の注意点を詳しく解説します。
赤ちゃんが喜ぶ!効果的な使い方
ただスイッチを入れるだけでなく、少しの工夫でベッドメリーはもっと楽しいアイテムになります。
- 適切な位置に設置する:赤ちゃんの視力はまだ発達途中です。顔からの距離が30cm〜50cmくらいになるように設置するのが一般的です。近すぎても遠すぎても、赤ちゃんの目に負担がかかったり、興味を示しにくくなったりします。赤ちゃんの真上よりも、少し足元側にずらして設置すると、視界に入りやすくなります。
- 最初は短い時間から:初めて見せる時は、赤ちゃんもびっくりするかもしれません。まずは5分程度の短い時間からスタートし、赤ちゃんの反応を見ながら徐々に時間を延ばしていきましょう。
- 無理強いはしない:もし赤ちゃんが泣き出してしまったり、興味を示さなかったりした場合は、無理に使うのはやめましょう。日を改めて試してみたり、メロディの種類を変えてみたりすると、反応が変わることもあります。赤ちゃんの気分や好みを尊重することが大切です。
- ママやパパも一緒に楽しむ:ベッドメリーは、赤ちゃんを一人で遊ばせておくための道具ではありません。「〇〇がくるくる回ってるね」「きれいな音楽だね」と優しく話しかけながら、親子で一緒に楽しむ時間を作りましょう。ママやパパの声が聞こえることで、赤ちゃんはより一層安心し、興味を持つようになります。
- 入眠儀式として活用する:毎日同じ時間帯(例えば、お風呂上がりの寝る前)にベッドメリーを使うことで、「これを見たらねんねの時間」という生活リズムのスイッチとして機能することがあります。
安全に使うための大切な注意点
ベッドメリーを使う上で、最も重要なのが安全管理です。楽しいはずの時間が、事故につながることのないよう、以下の点は必ず守ってください。
最重要:寝返りを始めたら使用方法を見直す!
何度も繰り返しますが、これは本当に大切なことです。赤ちゃんが寝返りやおすわりを始め、メリーに手が届くようになったら、それは「卒業」か「使い方を変える」サインです。
赤ちゃんがメリーの飾りに手を伸ばし、掴んで引っ張ると、以下のような危険が伴います。
- メリー本体がベビーベッドの中に落下し、赤ちゃんの上に落ちてしまう。
- 飾りの紐が赤ちゃんの首や手足に絡まってしまう。
- 飾りを無理に引っ張って口に入れ、誤飲してしまう。
こうした事故を防ぐため、赤ちゃんが手を伸ばし始めたら、直ちに使用を中止するか、絶対に手の届かない高さに調整するか、フロアメリーとしてベッドの外で使うなどの対策をとってください。
定期的な点検を忘れずに
安全に使い続けるためには、日々のチェックも欠かせません。
- ネジのゆるみ:ベビーベッドに取り付けるタイプのものは、ベッドの振動などでネジがゆるんでくることがあります。定期的にしっかりと締まっているか確認しましょう。
- 本体の破損:プラスチック部分にヒビが入っていないか、布が破れていないかなどをチェックします。破損している場合は、直ちに使用を中止してください。
- 電池の管理:電池を使うタイプの場合は、長期間使わない時は電池を抜いて保管しましょう。電池の液漏れは故障の原因になります。また、電池カバーが簡単に開かないようになっているか、ネジでしっかり固定されているかも確認し、赤ちゃんの誤飲を防ぎましょう。
お手入れ方法と保管のコツ
大切な赤ちゃんが使うものだから、いつも清潔にしておきたいですね。素材に合わせたお手入れ方法を知っておきましょう。
- プラスチック部分:固く絞った濡れ布巾で拭き、その後乾いた布でから拭きします。汚れがひどい場合は、赤ちゃん用の食器洗剤などを薄めたものを布に含ませて拭き、その後、洗剤が残らないように水拭きとから拭きをします。アルコール成分の入った除菌シートは、プラスチックを傷めたり変色させたりする可能性があるので、製品の取扱説明書を確認してから使用してください。
- 布(ぬいぐるみ)部分:取り外しが可能な場合は、製品の洗濯表示に従って洗いましょう。手洗い不可の場合は、固く絞った布で優しく叩くように拭きます。天気の良い日に陰干しして、しっかりと乾かすことが大切です。生乾きは雑菌の温床になってしまいます。
- 木製部分:基本的には乾いた布で優しく拭きます。水分は木の変形やカビの原因になるので、濡れ布巾の使用は避けましょう。
長期間使わない場合は、ホコリがかぶらないようにビニール袋などに入れ、湿気の少ない場所で保管しましょう。
ベッドメリーは手作りできる?アイデアと注意点
「市販品で気に入るデザインがない」「もっとオリジナリティのあるものがいい」そんな風に思うなら、ベッドメリーを手作りしてみるのも素敵な選択肢です。愛情を込めて作った世界に一つだけのベッドメリーは、きっと特別な宝物になりますよ。
手作りベッドメリーの魅力
手作りには、既製品にはないたくさんの魅力があります。
- 世界に一つだけのオリジナル:色や形、モチーフなど、すべてを自由にデザインできます。赤ちゃんの名前を入れたり、ママやパパの好きなキャラクターをモチーフにしたりするのも楽しいですね。
- 愛情が伝わる:一針一針、心を込めて作る時間は、お腹の赤ちゃんへの愛情を育むかけがえのないひとときになります。完成した時の喜びもひとしおです。
- コストを抑えられることも:100円ショップや手芸店で材料を揃えれば、市販品よりも費用を抑えられる場合があります。
手作りアイデアのヒント
「手作りしてみたいけど、何から始めれば…?」という方のために、材料やモチーフのアイデアをご紹介します。
土台になるもの
メリーの骨組みとなる部分です。身近なものでアレンジできます。
- 刺繍枠:手芸店で手軽に購入できます。円形なのでバランスが取りやすく、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。
- ハンガー:ワイヤーハンガーをペンチで円形に曲げたり、プラスチックハンガーを組み合わせたりして土台にすることができます。
- 木の枝:公園などで拾ってきた素敵な形の枝をきれいに洗って乾かせば、それだけでおしゃれなナチュラルモービルの土台になります。
飾り(モービル)の材料
吊るす飾りは、アイデア次第で無限に広がります。
- フェルト:加工しやすく、温かみのある仕上がりになります。動物や星、雲、お花など、好きな形に切って綿を詰めれば、立体的な飾りが作れます。
- 毛糸:毛糸で作ったポンポンは、カラフルでふわふわしていて赤ちゃんも喜びます。色を組み合わせるだけで、デザインの幅が広がります。
- 折り紙:立体的な星(バーンスター)や、幸運のモチーフとされるヒンメリなどを折り紙で作って吊るすのも素敵です。とても軽く、風でゆらゆらと揺れやすいのも魅力です。
- プラバン:好きな絵を描いてオーブントースターで熱すると、オリジナルのプラスチックチャームが作れます。
手作りする際の最重要注意点
手作りは楽しいですが、市販品と違って安全性の保証はありません。すべてが自己責任となるため、作る際には細心の注意が必要です。
- 安全性は自分で確保する!:これが大前提です。デザイン性よりも安全性を最優先してください。
- 誤飲の危険がない素材・大きさで:赤ちゃんが万が一口に入れても飲み込めない大きさ(目安として、トイレットペーパーの芯を通らない大きさ)で作りましょう。ビーズやボタンなどの小さなパーツの使用は極力避けるか、絶対に取れないように頑丈に縫い付けてください。
- 頑丈に取り付ける:飾りが簡単に取れて落下しないように、糸でしっかりと結び、接着剤を使う場合は赤ちゃんが舐めても安全なものを選び、完全に乾かしてから使いましょう。
- 紐の長さに注意:市販品同様、紐が赤ちゃんの体に絡まないように、長さを慎重に調整してください。
- 電動機能はないことを理解する:手作りの場合、市販品のような自動回転やメロディ機能はありません。風で揺れる様子を楽しむ、素朴なおもちゃになります。
安全に配慮しながら、愛情たっぷりのオリジナルベッドメリー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
「いらなかった」という声も?先輩ママ・パパの本音
ここまでベッドメリーの魅力をたくさんお伝えしてきましたが、一方で「買ったけどあまり使わなかった」「うちの子にはいらなかったかも」という声があるのも事実です。購入後に後悔しないためにも、そうした先輩ママ・パパたちの本音も知っておきましょう。
ベッドメリーが活躍しなかったケース
なぜ「いらなかった」と感じてしまうのでしょうか。よくある理由をいくつかご紹介します。
- 赤ちゃんが全く興味を示さなかった:これは一番よくある理由かもしれません。くるくる回るメリーよりも、ママやパパの顔を見ている方が好きな赤ちゃんもいます。こればっかりは、その子の個性なので仕方ありません。
- すぐに飽きてしまった:最初のうちは喜んで見ていたけれど、数週間で飽きてしまい、ただの飾りになってしまったというケース。赤ちゃんの成長は早いので、興味の対象もどんどん移り変わっていきます。
- ベビーベッド自体をあまり使わなかった:添い寝がメインになり、せっかく用意したベビーベッドが荷物置き場に…というのは「育児あるある」の一つです。ベビーベッド取り付けタイプのメリーだと、活躍の場がなくなってしまいます。
- 設置や片付けが面倒だった:特に床置きタイプは、掃除のたびに移動させるのが億劫になったり、部屋が狭く感じてしまったりして、結局使わなくなったという声も。
- 音が気になった:メロディの音質や、モーターの作動音が気になって、逆に赤ちゃんが寝てくれない、あるいは大人がリラックスできないと感じる場合もあります。
「いらないかも」と思ったら?代替案や判断基準
「うちの子も興味を示さないかも…」「買っても使わなかったらもったいないな」と不安に感じた方もいるかもしれませんね。そんな時は、以下のような方法を検討してみるのがおすすめです。
- レンタルサービスを利用する:ベビー用品のレンタルサービスで、まずは短期間試してみるという賢い手があります。赤ちゃんの反応を見てから購入を決められるので、失敗がありません。
- 出産後に購入を検討する:焦って出産前にすべてを揃える必要はありません。まずは赤ちゃんのいないシンプルな環境で過ごしてみて、必要性を感じてから購入するのでも全く遅くありません。
- 手作りで試してみる:前章でご紹介したように、まずは簡単な手作りモービルで赤ちゃんの反応を伺ってみるのも良いでしょう。
- 出産祝いにリクエストする:もし誰かに出産祝いのリクエストを聞かれたら、候補の一つとしてお願いしてみるのも手です。
ベッドメリーは、あくまでも育児をサポートする数あるアイテムの一つです。決して「なければならないもの」ではありません。ご家庭の状況や、赤ちゃんの個性に合わせて、柔軟に検討することが後悔しないための最大のコツと言えるでしょう。
まとめ:ベッドメリーは赤ちゃんと家族の素敵な時間を彩るアイテム
今回は、特定の商品紹介を一切せず、ベッドメリーの基本から選び方、使い方、そして注意点まで、お役立ち情報に特化して徹底的に解説しました。
ベッドメリーは、ただ赤ちゃんをあやすためだけのおもちゃではありません。生まれたばかりの赤ちゃんの視覚や聴覚に優しく働きかけ、好奇心を育む最初の知育玩具であり、時にはママやパパにほっと一息つく時間を与えてくれる心強いサポーターにもなり得ます。
たくさんの種類や機能がありますが、一番大切なのは、安全に使えること、そしてご自身のライフスタイルや価値観に合っていることです。
- 設置方法は、お部屋の環境やベビーベッドの有無で決める。
- 機能は、本当に必要なものを見極める。
- デザインは、赤ちゃんの刺激になるものと、インテリアに馴染むもののバランスを考える。
- 素材や安全性は、何よりも優先してチェックする。
- そして、赤ちゃんが手を伸ばし始めたら、使い方を見直すことを絶対に忘れない。
この記事が、これからベッドメリーを選ぼうとしている方、使い方に悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたなら幸いです。
ベッドメリーが、あなたの赤ちゃんとご家族の毎日を、より豊かで笑顔あふれるものにする、素敵なアイテムの一つとなりますように。


